アメリカに追いく?日本の情報商材業界(詐欺商材) | 定年ジョイ - 卒サラ起業塾

アメリカに追いく?日本の情報商材業界(詐欺商材)

本サイトは詐欺商材追及サイトではなく、アウトローすれすれで活躍する高収入実業家と一線を交えるつもりもないので、実名は伏せて「日本の情報商材業界での詐欺行為の一般化」についてお話ししたいと思います。

2014年の終盤に「YouTube動画の自動Vlogを作って毎月XXX万円を稼いだ」という案件が派手に宣伝されたことがありました。

私はYouTube動画自動Vlogには興味があり、Content Gorillaなどの米国製ソフトを使って色々試行錯誤を重ねていたので、当該案件に興味を抱き、「無料セミナー」に行ってきました。秘密を無料ですっかり開示する、という触れ込みに飛びついたのです。愛玩動物の自動Vlogがその案件のPV動画に例示されていて、2600件を超える動画の投稿(それぞれのpost)には文章が殆どなくGoogleで上位表示されるはずがないのに何故アクセスが集まるのだろう、という点が疑問で、その点についてご本人の説明を聞きたかったからです。

無料セミナーは月曜日の朝の部を選択したため、人はまばらで、客は6~7組(夫婦で来ている人もいた)しかいませんでした。2時間余りのセミナーで、自動Vlogのスキームや具体的な作成方法について、ご本人から詳しく説明されました。前半はアフィリエイトの手法としてGoogleのAdsenseがいかに素晴らしく、Vlogサイトでアクセスを集めてAdsenseをやれば簡単に稼げるということの説明でした。後半は具体的なキーワード選定手法や、Vlog作成方法について説明がありました。

ポイントとしては、Vlogの自動投稿ソフトを開発・運営するのにお金がかかっているので、そのコストを含む料金になるとのことでした。米国製のVlog自動投稿ソフト(価格はいずれも30~40ドル)をいくつか試した私から見ると、当該案件で使うソフトはごく標準的なものだな、と感じました。

2時間ほどの説明の後、Q&Aタイムになりましたが、ご本人が全員からQ&Aを受ける形式ではなく、お弟子さん(3名)が、手分けして、顧客2~3人ずつから質問を受けて答える形式でした。(他の人に聞かせたくない質問をブロックする手法ですよ!)

私を含む3名を相手にしたお弟子さんは、当該案件通りのVlogを6か月前に作成して、現在そのVlogからのAdsense収入が月額35万円ほどだと言っていました。私は「オリジナルコンテンツとしての文章が殆どなく、YouTube動画を多数掲載してもGoogleから「質の低いコンテンツ」と見なされるので、アクセスは集まらないはずですがどうですか?」と質問しました。お弟子さんは「そんなことはない、実際に稼げている」とのこと。Facebookやツイッターからのアクセスが多いとのことで、主催者ご本人のFacebookページやTwitterアカウントから、塾生のサイトにアクセスを流してくれる、との説明もセミナーの発言に含まれていました。

驚いたのは、3名のうち、私以外の2名が、その場で塾の申し込みをしたことです。他のお弟子さんから説明を受けている人たちも、申し込みの話に入っており、結局、セミナー参加者のうち、そのまま帰ったのは私と、もう一名だったと思います。

塾は6か月で、298,000円!!Adsenseで30万円稼ぐのがどんなに大変なのか知っていたら、そんなお金を出すはずがないのですが・・・・

多分、その場で申し込んだ人の中には「サクラ」も居た(あるいは大半がサクラだった)可能性も高いですが、気前の良さに唖然としました。無料セミナーの内容は、キーワード選定の考え方や手法の例示で「アッ、そんな考え方もあるんだな」と新鮮に思った部分もあり、交通費(往復1,080円)と時間には見合ったかなと思います。

それにしても、何でもないパブリックドメインの情報や手法を、あたかも斬新な裏ワザのように思いこませて高額の商材を売り込む手口というか、お弟子さんと組んでシナリオ通りに落とし込む手口というか、「プロの仕業」であると感じました。

アメリカから毎日何通も新しい商材の売込みが入りますが、まあ三分の二は商材の質とは無関係に「いかに一般人に儲かると信じさせてお金をふんだくるか」という案件です。残りの三分の一には、まだ日本では知られていないような手法とか先進のツールの売込みが時々含まれており、目が離せませんが。

アメリカの詐欺商材のセールストークで、如何に儲かるかを表現するのに「like a broken ATM(壊れたATMみたいに)」というフレーズがよく使われます。「銀行のATMが壊れて、欲しいだけ現金が引き出せる状態」をイメージさせるわけですね。そんなイメージに乗っかって、詐欺商材に何万円も払ってしまう人には「引っかかる方が悪い」と言ってあげたいところです。

日本のインターネットマーケティング業界も、このようにつまらないところで米国化が進みつつあります。当該案件が裁判になっても「実はFacebook/TwitterからVlogにアクセスを流すというのがポイントなんだ、その点は無料セミナーでも説明している」と言い切れば、すり抜けられるわけで、法律的には詐欺ではなく「グレーな勧誘」の領域でしょう。

今、ネットで、当該案件のご本人の名前を入れると、いくつかの商材について激しい批判記事が非常に沢山ヒットします。高額商材を買おうと決心した人は、その場で申し込むのではなく、少なくともネットで人物や販売会社について風評調査を行った上で、悪評のある人は避けて通るのが賢明です。

購入者100人の中で1人か2人は成功するからウソではなく、98~99人は努力や根性が足りなかったために結果がでないということで、おしまいです。上記案件も、当たり前のことを凄い手法のように言っている、という以外には違法性は全くないのでしょう。ただ、何十万円も無駄遣いして悶々とした気持ちだけが98人に残る事になります。

カテゴリー: アフィリエイト・SEO
アメリカに追いく?日本の情報商材業界(詐欺商材)” への1件のコメント
  1. リア王 より:

    難しいお話なので半分でも理解出来ているか疑問ですか こういう情報は大変貴重でありがたく思います 知識の高さに脱帽です 今後とも高い視座から、私たち一般人に警報をお知らせ下さい。深く感謝申し上げます

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今日は。若干写真が若作りですが(フナッジー改め)びん郎です。

びん郎とは?
高校時代に塾の教師が「びん郎(敏郎)か、しゅん郎(俊郎)か?」と聞いて「びん郎です」と返事したため。Googleで「びんろう」と検索すると、ヤシ科の植物「檳榔」と出るので気に入っている。

プロフィール:
商社マンとして8年間米国在住歴あり、メーカーで国際事業部門、バイオ、ヘルスケアの研究開発を経験。定年退職してインターネット起業。

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